「戦争法」とのたたかい 関西合同法律事務所
「戦争法」とのたたかい 関西合同法律事務所
事務局 濱野尚子
2016年11月3日、日本国憲法は70歳の誕生日を迎えました。今、その日本国憲法が改悪されようとしています。
2015年から始まった「戦争法案」とのたたかい。何としてでも止めなければ!という思いで、事務所全体で勉強会をし、宣伝活動にもより力を入れてたたかい抜くことを決意しました。同じ大阪市北区西天満にある、北大阪総合法律事務所にも声をかけ、「昼宣伝」を一緒に行うことになりました。さらに「月に一度では足りない!」との声があがり、「朝宣伝」も行うことになりました。それに伴い、合同で会議を行い、今後の戦略を練ることにも力を入れてきました。
現在、昼宣伝をお昼の12時~1時まで西天満交差点にて、朝宣伝を朝8時30分~9時まで南森町交差点にて、行っています。
可愛いプラスターを作ったり、真っ赤なハッピやノボリを購入したり、「chat de vote」を行ったりと、それぞれが考え、協力して、活動そのものを楽しみながら、また、関心を向けてもらえる宣伝を工夫しています。
頑張って「戦争法案」廃止を訴え続けましたが、結果として「戦争法」は成立し、野党共闘でたたかった参議院選挙でも、改憲勢力に対して3分の2以上の議席の獲得を許してしまいました。この結果には本当に残念でたまりません。
しかし、それぞれが頑張ってきたからこそ、運動が大きなものになり、野党共闘につながったのだと思います。初めてデモに参加してみたり、選挙で意思表示をしてみたりと、今までは行動しなかった人たちには、きっと「戦争法」のおそろしさは伝わったでしょう。
私たちがこれからすべきことは、考えを変えなかった人(考えようとしなかった人も含め)に伝わることをしていかなければならないのだと思います。正直、何をどうすれば伝わるのか、そんな答えは出てきません。でも、何もしないのでは、何も変わらないですよね。継続して「戦争法」に反対している私たちの姿を見てもらうこと、地道に呼びかけていくことは絶対的に必要です。
とにかく、再び戦争する国になってはいけない。70年間、戦争をせずにきた歴史を持つ日本に誇りを持ちたい。難しいことはさておき、「戦争イヤだ、平和がいい」、シンプルなこの気持ちを忘れずに、たたかい続けたいと思います。他の団事務所や市民団体など、それぞれのたたかいに元気をもらいながら、時には元気を与えられるような、明るく運動を継続していきたいです。