かこさとしさんの訃報に接して
2018-05-26
かこさとしさんの訃報に接して 弁護士 井上直行
2018年5月2日 絵本作家のかこさとし(加古 里子)さんが、逝去された。
代表作は、「だるまちゃんとてんぐちゃん」や「からすのパンやさん」であろう。学生時代に、セツルメント活動に参加していた私にとっては、かこさとしさんは同じセツルメント活動の大先輩で、子どもたちの目線から絵本作成はほんとうに素晴らしいと思っていた。
また、安倍政権が安保法制を強行成立させた2015年夏には、「よくぞここまで七○年」と題されたエッセイを寄稿して(中央公論15年9月号)、
「国民の生命財産を守る為に、国民の生命と武器をもってする不合理法案を、別荘地でゴルフをしながら策定する要人は、誤った作戦で多くの兵士を犬死にさせたのに、自らは汲汲逃げまわった大本営の参謀の戦後版なのでしょうか。」と安倍政権を論破されていた。
もう一度、かこさとしさんの絵本を読み直したい。
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