ワイセツ知事ノックアウト
1999-12-30
ワイセツ知事ノックアウト
「50年のあゆみ」より 弁護士 寺沢 勝子
「いたわりの気持ちで太股にさわっていった」横山ノックは強制ワイセツで起訴された刑事公判廷でこう述べました。
平成11年4月8日、候補者カーからわざわざ毛布を持って伴走車に乗り移ってきて、下着の中に手を入れてワイセツ行為をしたのにです。
初めは、「真っ赤なウソ、でっちあげ」と言って被害女性を逆に虚偽告訴罪で告訴。起訴されて知事を辞め、犯罪行為を認めてからでも、裁判所に対しては反省していると言ったものの、一度も彼女に謝罪をしたことはありませんでした。
最後に、裁判所から「今、どうしていますか」と聞かれた答えが、「健康のために5000歩、歩いています」でした。反省など形だけです。
この裁判では、平成12年の刑事訴訟法の改正前でしたが、被害者が証言するのに、加害者や傍聴人との間に衝立を置き、カウンセラーが付き添うなどの措置がとられ、現在でも法律上は実現していない、起訴状朗読や冒頭陳述、調書の読み上げ 、証人尋問での被害者のプライバシー保護の措置を裁判所に認めさせることができました。
カテゴリー: 刑事