わが街 わがふるさと 茨城県
2012-03-11
わが街 わがふるさと 茨城県 弁護士 正木みどり
茨城県西部の特に何もない小さな町出身です。関東平野と遠方に見える筑波山が原風景でしょうか。「水戸っぽ」を自分では、曲がったことが嫌い、世渡りベタと解釈してます。また子どもの頃、水戸藩主が偕楽園に梅を植えたのは、「愛でる」だけでなく、梅干しを作って必要な事態に備えるためだと誰かから聞いて、妙に納得した記憶があります。
ところで、昨年の東日本大震災・福島原発事故では、茨城県も被災地です。当日から数日間、実家と連絡が取れず、マスコミでも茨城県の情報は少なく、生きた心地がしませんでした。後から知ったことですが、鉄道も不通、水も出ず、実家の商品は棚から落ちて割れて大損害(保険適用無し)、敷地にひび割れ(地中の水道管にも亀裂)等々、大変だったようです。姪や友人、親戚の住んでいる水戸方面や茨城県北部には放射線の影響も。
茨城県の東海村は、日本で最初に原子力の火が灯った村として有名で(私は子ども時代誇るべきことと聞いたような記憶です)、現在は多くの原子力関連諸施設が存在し、近隣の市町にも原子力関連施設ができています。1999年東海村で臨界事故が発生していますが、国はまともに教訓を引き出していなかったということでしょう。今こそ「原発ゼロ」の声を、と思います。
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