あけましておめでとうございます
2017-01-01
新年、あけましておめでとうございます。
2016年は、戦争法(平和安全法)が施行されたり、高浜原発・伊方原発が再稼働されたり、沖縄・北部訓練場ヘリパッド建設が強行されたり、TPP法案が強行採決されたり、私たちの暮らしと未来を脅かす、いろんなことがありました。誰が、こんな国になることを望んでいるのでしょうか。国土が汚され、住んでいる場所を追われ、自分たちの産業や自然が奪われ、自由や権利が蔑ろにされ、子どもたちの健康や未来さえ危険にさらす政治に対し、私たちはいつまでも黙っているわけにはいきません。
未来に対する不安・失望が増大したとき、人は、一方では破壊的行動で現実を無闇に否定がちであり、他方では享楽的行動で現実から目を背けがちです。大阪維新の政治や、安倍政権の政治は、このような人々の気分感情を意識的に利用し推し進められています。
戦前、似たような社会情勢の中、石川啄木は、こうした「時代閉塞の現状」に対しては、「明日の考察」が何より必要だと述べました。それは「我々自身の時代に対する組織的考察」だというのです。啄木の生きた後の出来事を知っている私たちは、なおのこと、今の社会や政治は私たちの明日にどう影響するのか、私たち自身の未来、身近な家族や人々の未来、子どもたちの未来をどう作るのか、という点に思いを致し、今できることを考え、行動することが必要だと思います。
2017年は、酉年、飛躍の年です。みなさんが新たな気持ちで自分や社会に向き合い、みなさんの明日が、信頼と希望に満ちたものになるよう、祈念いたします。
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